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執筆者の写真spicearts

辛口な関係性をゆるめるために

恋をして、おつきあいしたばかりの若いカップルとお会いすることがあります。


おたがいの好ましいところをよくみているし、ふたりの間におこるさまざまな出来事への目線が温かく、やさしい。


じぶんとはちがう意見や考え方、性質も、ちがうからこそ補い合うことができる長所としてとらえることができ、思いやりと、気づかいがあって、おたがいの成長をサポートしあおうとするような関係性。


磁石のようにくっつきあうことも、そうね好きなもの同士は自然と相手のカラダにふれたくなるよね。そして、その延長線上には性愛があり、繁殖していくのねという、ヒト科の生物としてのネイチャーを垣間見る思いがします。


ここから先、このふたりをつなげたドラッグなみのレンアイ脳内ホルモンの数値が正常化、安定化し、関係性を育てていくという局面がむき出しになったときに、なにがつむぎだされていくのか、そこからがおもしろいのでまた話しを聞かせてね。関係はつづくよどこまでも(任意)。ボンボヤージという気持ちでお見送りします。


そんな出会いから、10年、20年、30年と月日が経って、関係の足元がふらつきがちな方々にもお会いします。


熱量の差こそあれ、先のわかいふたりと、同じような時期もあったかと思います。

はじめから仲がよくなくて、いやだけれど一緒に暮らすという苦行僧みたいな方はなかなかいないですしね。


レンアイの高揚感が落ち着き、結婚したり、一緒に暮らすようになり、人によっては、子どもができたり、子育てをしたり、仕事で忙しかったり、ホルモンの変動に右往左往するお年頃になったり、よその方に目がいったりするうちに関係が変化していき、


どこかの時点から少しずつ、もしくはとつぜん!関係の育ちが悪くなったり、ゆがんでしまったり、ちぢこまってしまい、いつの間にか、関係性というカップルのラブリーなベイビーが、すっかりやさぐれてしまうという場合があります。


むかしは、相手のよいところ探しが得意だったのに、今ではアラをいかに探すかが得意になってしまったり、

あの人はこうなハズだ。わたしのことをこう思っているにチガイないと、じぶんの中でのただしさや、フツウというフィルターを通して相手をジャッジしてしまう、決めつけ地獄に陥ってしまうということもあります。


そんな辛口スパイシーな状況では、性愛への道もきつく閉ざされてしまいます。


ひどく辛口ですと、なかなか大変ですが、せめて中辛、もしくはやや辛、とカラさのレベルがそれほどでもなく、甘めの関係を望むのならば、


パートナーへの批判的なじぶんの考え方、見方を、いちど「それ、ホント?」とうたがってみることをおすすめします。辛さをやわらげる、南インド料理でいう(ムリやり)ココナッツミルクのようなはたらきをするかもしれません。


「あの人、自分のことしか考えてないんだから!」と思うなら、語尾をナナメウエ気味に、「あの人、自分のことしか考えてないんだから⤴︎?そうなの?それ、ホント?」と調子をゆるめて、じぶんにちょっと問うてみてください。


なかなか、じぶんのただしさの高みから降りてくることはむずかしいのですが、まずはご自分の内面の平穏のためにおためしください。カチカチのココロに快楽は宿りませんからね。


セッションでは、日常生活ではあまり振り返ることのないような、


はじめは、パートナーのどんなところに魅力を感じたのかということや、今もまだその部分は残っているのかなど、関係性の生い立ちを振り返ってみるようなことをしていきます。


ふたりのきもちよかった、とくによかった性愛メモリーもおうかがいするかもしれません、よーく思い出してお越しください。


宣伝になりました。セッションやってます。おふたりの人生の節目節目にどうぞお役立てください。



カレーリーフ。冬が越せなかったので、新しく苗を購入。カレーリーフなしでは南インド料理の魅力が半減しちゃうので必需品。カレーリーフの下でくつろぐミューズたち。


spice+arts やましたのぶこ

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