歳をとればとるほど、じぶんの性の特徴や傾向がよくわかるようになって、
じぶんでじぶんをよろこばせるスキルも、ふたりの性愛に流し込むアイディアや創造性のレベルも、どんどんあがっていくー!
という具合にはいかない理由のひとつとして、
わかい頃から、性と性愛の初期設定がほぼほぼ変わっていないという場合があります。
とくに女性は、性や性愛のはなしを、友だちと話すことも、アドバイスを受けることも、情報を得ようともしていないということがおうおうにしてありますので、
若いときに形成された、性のイメージ、というか、思い込みをそのまま携えて、妙齢を軽々と飛び越えてしまっているという風に感じます。
さらに、生活をともにするパートナーがいる場合、安定という安心感から、探究心も向上心もなくしてしまうのか、
情報も、技術力もアップデートしないまま10年、20年と時が流れてしまっているみたいなことが起こってきているので、
ここ最近のフェムテックの盛りあがりも、
性科学による女性のカラダの解明の恩恵も受けとらないまま、若いときから持ち越しの問題が未解決のままになっている場合もあります。
セッションやワークショップの最中にも、
「え?そんな風に考えてもいいんですか?」とか、
「え?そんなことしちゃっていいんですか?」と訊かれることが多くありますし、
逆に、
「なんでそれはダメなんですか?」とか、
「なんでそれはいけないと思っているんですか?」という、こちら側の問いも頻発しております。
視野が狭くなっていることで起こる、
やっちゃいけないという思い込みがあふれて、やってしまったことでじぶんを責めてしまったり、
そんなことはまっとうな人間がやることではないなどと思ってしまって、罪悪感をもってしまうことによって、気持ちよさをストレートに享受できないなんて、
だれのなんのタメになるの?と思ってしまうんです。
性愛の懐はそんなにあっさ浅ではありませんからね。
ふたりがよければ、どのようにきもちよくなったっていいんです。
正直、世間さまにどう思われようと(どうせわかんないし)、道徳的にどうであろうと、ふたりの間で完結することなら、まったく問題がないと思います。
もちろん、お互い同意のもとですよ。コトバを介さない勝手な思い込みは絶対にダメですよ。
あれしちゃダメだ、これしちゃダメだと、じぶん自身も、相手のこともきつく縛りあげて、不自由になるのは、おたのしみ、趣味嗜好だけにしましょうね。
ひとつ提案するのなら、
じぶんでじぶんの性をケアするときに、いつもの手順、慣れ親しんだイメージやコンテンツではなく、違う手順、違うイメージやコンテンツを使ってきもちよくなってみることをおすすめします。
新しいやりかた、新しいことを考えたり、イメージしたりするということをするだけで、ちがう意識、ちがう感覚が生まれ、パートナーとの性愛にもいい影響がでるかもしれませんよ。
*今日3月8日はサンバルの日(わたし認)
Sambar/サンバルは、南インドの味噌汁的豆と野菜のスープ
南インド料理でいちばん好き。もし、サンバルが残ったら、とき卵入れてみて!おいしいよー。
spice+arts やましたのぶこ
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