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執筆者の写真spicearts

ありがとうをこまめに伝える

更新日:2021年11月10日

夫婦や恋人同士の性と性のやりとりをあらわすときに、セクシャルコミュニケーションというコトバを好んでつかっています。ながいのがナンですが。


セックスだと、双方のコミュニケーションという意味だけではない、一方向や多方向、無方向など、多くがふくまれすぎるような大雑把さがあって、本意がつたわりにくくなるような気がしてしまうからです。


夫婦間の性は、ヤル・ヤラナイ、ヤッタからいいでしょ、ヤラナイからダメでしょという単純なマルバツゲームではありません。


んーーー。ヤル・ヤラナイと、カジュアルな表現にのっかってみたら、このdoな用語は、ダシイレ、ダシイレという単純運動とむすびつきやすいコトバだと思ったよ。コトバはじぶんの世界をつくるよ。きをつけよう。


それよりも、そのことによって何を得たり、感じたりしたいのか、何を得たり、感じたりできないから、したくないのか。

そこをちょっと考えてみた方がいいんじゃないかな。


求めるものが、愛情を感じたいなのか、親密さを感じたいなのか、大切にされたいなのか、異性として認められたいなのか、、、じぶんの奥にひそむそれをジロリよーくのぞきこんでみてください。


夫婦間の性が、ふたりの性のなかだけでクルッと完結するかというと、まずそういうことはありません。


生活の場をともにし、おたがいの人生にいやがおうでもどっぷりと影響しあうパートナーとの性は、シングルの性とも、婚外の性ともちがい、もっと複雑多岐、有機的に日々のいろいろな状況とからみあっています。


ふだんの何気ない日常のなかで、どういうコトバのやりとりをしているのか?


意識、視線、表情、態度などコトバ以外のやりとりはどうなのか?


そういうことがジワリジワリとふたりの関係にも、ふたりの性にも、影響をあたえつづけていきます。


カップルの関係を良くするようなメソッドはたくさんあります。


本もいろいろでていますし、カップルカウンセリングを受けるという方法もあります。


どのメソッドでもよくいわれることは、感謝の気持ちをこまめに伝えるということの大切さです。


それは、あなたのしてくれたこと、言ってくれたことがわかっていますよ。受けとめていますよというメッセージでもあるからです。


感謝の気持ちがあっても、コトバで伝えないことには、相手にはわかりません。

あなたのパートナーはエスパーではありませんよね。


言わなくてもわかってくれているハズなんて思っているとしたら、都合がよろしすぎます。


そんな口をうごかす労力を惜しむような、夫婦間省エネモードなんて、いらないなー。


パートナーがしてくれたことの、どんなささいなことでも言いすぎくらいに、ラップのYOくらいに、民謡の合いの手くらいに「ありがとう」と言えるようにした方がいいと思います。


「ども」や目礼ではありません。声にだしての「ありがとう」です。


それができるようになったら、つぎは、もっと具体的な感謝を示すということにも、いきおいにのって、とりくんでみてください。


こういうことをされてすごくうれしかった。ありがとう。というようにです。具体的なということがポイントです。


パートナーからの感謝の言葉がないのに、なんでわたしだけ言わなきゃいけないの?


という、オリンピック選手なみの負けてたまるかー!という不屈の精神をおもちの方がいますが、近々、関係を解消すると決めているのならば、そのままどうぞお進みください。


そうではないのだとしたら、ヒエビエとした関係サイコー!冷房いらず!夏場にはうってつけ!なんて人はいないわけで、

気持ちが通い合うようなあたたかい関係を築きたい、みたいな気持ちがあるのならば、相手を変えることはムズカシイので、じぶんが変わるしかないんです。


じぶんが変わることができれば(カンタンなことではないのですが)ふたりで育てている関係性の性質が変わることもおきてきます、そうしたら、もしかしたら、ひょっとしたら、相手が変わるかもしれないという可能性があるかもしれませんよ。(カンタンなことではないのですが。ふたたび)


感謝の気持ちを伝えるということは、あまりにもいろいろな人がいっているので、イマサラ感がザラつきますが、


それでもやはりここをすっ飛ばして、パートナーと愛あるきもちいいセックスがしたいーーーー!なんて思っている人がいたとしたら、


そこはまずパートナーにフツーに「ありがとう」を言えるようにしたほうがいいですよとお伝えしたい。


それがあっての、つぎです。

また、ながい。いつもありがとう!


***

親密なパートナーシップを築きたい方のための、性とセクシャルコミュニケーションのご相談がありましたらメールにて、お気軽にどうぞ。フリーです。何か売りつけたりしませんので、ご安心ください。対面もあります。





spice+arts やましたのぶこ

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