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信頼をつみたてる

パートナーとのよい関係を築いていくために大切なのが「信頼」をつみ重ねていくということです。


新NISAも大事でしょうけれども、カップル間の信頼をコツコツと積み立てていくということも十分に益がありますので、どうぞこちらもお忘れなく。



もしかしたらこっちの方が長期間の人生の満足度やココロとカラダの健康にとっては大事かもしれませんよ。



でもこの信頼、時間をかけて少しずつ少しずつ積みあげることでしか、強度をあげることができないという、なんとも手間ひまかかる地道なワークです。



しかも、何か特別な出来事があっての大きな信頼いただきますというのではなく、何気ない日常のワンシーンが層となって重なって、重なって、ようやく形をなしていきます。



そしてそれは、気持ちさえあればいいということではなく、行動がともなってようやく発現します。



子どもの夜泣きで眠れない日々をふたりで協力してのりこえたり、


どちらかのメンタルが不調な時に寄り添って、話を聞いてあげたりなど、


相手に意識を向けることや気づかい、思いやりが主成分となって組み立てられていきます。



この信頼関係がつくられていると、

誰にでもある、何となく今日は虫のいどころがわるいなーみたいな日でも、信頼が関係のクッションとして機能してくれて、


そんなイガイガも大目に見てもらえるという実に都合のいいことも起こってくるようです。(「信頼はなぜ裏切られるのか」デイヴィッド・デステノ著参照)


もちろん調子に乗り過ぎてはダメですよ。わたし。それは信頼を削る方向へ作用しますからね。



ただ、このふたりで時間をかけてつくってきた信頼関係も、


ニンゲンのこまった性質、いまここにあることはあたり前すぎて背景に溶けこんで見えなくなっちゃう~。


という認知の鈍化ゆえに、みずからみすみす投げ捨ててしまうという場合があります。



つくるのには時間がかかったのに、失うのはあっという間。



こうして何年、何十年かけて築いた信頼も、何かの拍子に猛スピードで崩れ落ちてしまいます。



その崩れてしまった信頼をまたコツコツとイチから(場合によってはマイナスから)積みあげていくのは、なんとも骨の折れる作業ですし、


第一その信頼の片棒を担いでくれるはずのパートナーがいなくなってしまっては元も子もありません。



どのような人間関係でも、仁義なき裏切りや不実な態度は、人を傷つけるものですが、


一番身近なパートナーからのそれは、信頼していた方は丸腰で無防備なだけに、傷のつき方に容赦がありません。



信頼すればするほど、ふたりの結びつきは強くなるけれども、それだけにうしなった時の破壊力は非常に大きいという何とも痛ましいことが起こってきます。



信頼をこわすなんて、そんなつもりはなかった!というのが本音かもしれませんが、


その声が相手に届くと思ってしまうのもまた、信頼関係を築いてきたゆえでしょうか。



信頼というカップル間のかけがえのない資産を年数をかけてお互いに実は作ってきたのだということを、なくしてからでなければ気づけないなんて、そんなうっかりなことにならないようにしたいものです。



そばにいるパートナーが信頼できて、安心して心が開けるようならば、その信頼関係はふたりでつくってきたものだよねと、話しのタネとして会話に花を咲かせてください。



もうそろそろ、結婚すれば関係性は何となく育っていくという幻想は、年末の大掃除で掃き捨てて、ふたりの関係性にコミットするような人たちが増えたらいいなと、来年に向けて念を送ります。ビビ。




*今日のインド料理*

Onion maitake pakora


舞茸でつくるパコラ。ベッサン粉にホールクミンと塩と少々、コリアンダーパウダーとカレーリーフを加え、カラッと揚げる。


spice+arts やましたのぶこ










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