映画の性描写を観ていると、え？もう？いきなり？いうことがよくあります。
最近観たいきなり映画は、メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズが倦怠期の熟年夫婦を演じた「31年目の夫婦げんか」。
性的なことから遠ざかった夫婦が、１週間の滞在型のカップルカウンセリングを受けて、関係改善を目指すストーリー。
終盤、かなり久しぶりのこのお二人が、キスをして、カラダにはほぼほぼ触れずに、すぐに挿入、メリル・ストリープ「きゃん」と顔を赤らめるというシーンがあって、んんーとうなりましたね。最速、、、。
若いカップルでもイヤだけれど、久しぶりだったんですよね、そして熟年ですよね、ということを加味するともっとイヤ。
メリル・ストリープみたいな人がこの演出になんでノーと言わなかったのかな。
セックスという行為が、イレて、ウゴイて、ダシて終わりという小さな囲いの中から、なかなか出てこれないんだなということを、こういうのを見ると感じます。
そうして、こういう映画から漏れだすメッセージを、観る側は知らず知らずのうちに取り込んでしまうというこの厄介さよ。
性行為は数分で終わるものです。女性はいつだって、受け入れ万全で、すぐに欲情し、いきなり入ってくることを喜びますというね。
やめてー。こういうの、もうおしまいにしましょうね。
もし、男性がご自身の後ろのホールに、オイルなしでいきなり指を根元まで入れられたらどうなるかというくらいの、単純な想像力を働かせてほしいものです。
呼吸が荒くなってしまったので、スローダウン。
大切なあなたにふれるということ。
大切なわたしがふれられるということ。
これをカンタンに早急にしてしまっては、相手に想いがあったとしても伝わらないし、相手からの想いも受け取れなくなってしまいます。
それとはちがう、ゆっくり、ゆっくり、ていねいにふれあい、
すこしずつひらいていく微細な感覚に意識をあつめ、
その奥に広がる、性的な気持ちよさにくるまれた、愛情や安心や信頼などのやわらかな感情を相手とやりとりするような、
セクシャルコミュニケーションならば、ふたりのつながりは強いものになっていくように思います。
誤解してほしくないのは、男性ががんばって、入れっぱなし、動かしっぱなしの耐久レースの記録を更新するということではありません。
おたがいのカラダに触れあうということに、時間をたっぷりかけるということです。
秒速何センチや、羽毛のごとくという、特別なテクニックでなくていいので、
ふたりでゆったりとリラックスして、おたがいの気持ちよさを大切に、指や口、全身で触れあうことをたのしんだらいいな。きらくにね。
そんなにイキ急ぐことはないですよね。たまには、のんびりするのもいいんじゃないでしょうか。
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Banana puri インドの友達に教わった、南インド、マンガロールの名物。つぶしたバナナとヨーグルト、小麦粉、砂糖、BPをまぜて、こねて、できれば一晩寝かせる。小さく丸めて麺棒で平たくのばして、たっぷりの油で揚げる。
わたしの不器用さが際立ついびつな形ですが、ふわっとふくれて、中は空洞になっています。生地にホールクミンを練り込むともっとインドらしくなります。
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