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執筆者の写真spicearts

夫婦の関係性がこどもにおよぼす影響

更新日:2021年11月10日

夫婦関係がおよぼす子どもへの影響をよく考えます。

わが家にもティーンの娘が2人います。


毎日毎日、いちばん近くで繰り広げられる、夫婦の言葉や感情、行動でのやりとりが子どもにあたえる影響たるや、ジンダイ。


子どもはこれから築いていく人間関係の基礎を、このリアル夫婦ドラマを見て学んでいきます。ブルブルッ。


しかも、お子さんがいる方はよーくご存知だと思いますが、子どもは親のことを本当によくよく見ています。


見るだけではなく、心の動きや、感情までもしっかりと感じとっています。


親が自分の人生をちゃんと生きているのか、楽しそうなのか、つまらなそうなのか、心の底から笑っているのか、それとも作り笑いなのか、お母さん(お父さん)のことを大切に思っているのか、それとも思っていないのかなど、そういうことを、言語化することもなく、全身で吸収しているように思います。


仲は良くないけれど、子どもの前ではケンカはしないようにしていますという方がいますが、子どもをナメンナよと言いたくなります。


親が心の芯で感じていることを、子どもは敏感に感じとっています。うわべだけを取りつくろっても、子どもにはバレています。


子どものために、自分を犠牲にして、いやな夫(妻)と仲良くしなくてはいけないということではありません。


そんな親の犠牲心も子どもはしっかりと感じとってしまいます。そして、それはもしかしたら、自分(子ども自身)のためなのねという、いわれの無い責任を引き受けてしまう可能性もあります。


これから、子どもたちが成長して誰かと恋をし、関係を築き、一緒に暮らし、そして子どもを産み、育てたりするときのことまで思いをはせると、


親たちが今ここで、自分たちの夫婦関係をどのように考え、築いていくのかということにキチンと取り組むということを、おざなりにするわけにはいかないでしょということを、つくづく感じます。


よい夫婦関係は、なんとなーくなんて育つわきゃーないですよー、ということを今一度ご確認ください。


子どもを想うことはもちろん大切なことだけれど、どうこうしてあげようなんて大それたことを考えるよりは、


子どもの内に秘めた生きる力を信じて見守るくらいで、おおくをしすぎないことの方が、子どものためになるような気がしています。


それよりも、もっと自分のこと、そして自分のパートナーとの関係をよくすることの方にエネルギーを注ぐ方がよっぽど子どものためになるんじゃないのかな。


よい夫婦関係の「よい」という意味はそれぞれ自身が考えることです。


どうなりたいのか、どういう関係を築いていきたいのかということをじっくり考えてみてください。オトコとオンナであるということもお忘れなく。


つきあいが長いからとか、もう何歳だからといって、意識的な関係づくりに取り組むのに遅いということはありません。


何なら、一度籍を抜いて入れ直すくらいの気持ちで取り組むくらいの覚悟が必要かもしれません。


お子さんがいる方は特に、夫婦という関係を、何回かチョロっと何かして相手の反応が悪いくらいで、あきらめないでほしいし、関係をつくることを、ちゃんとあがいてほしい。


夫婦がお互いにフラットにじぶんの言いたいことが言えて、相手の言いたいことも受け止めて、感情的なやりとりもスムーズにできるためには、どうすればいいかということを、勉強するなり、カウンセリングを受けるなりして真摯に向き合った方がいいと思っています。


関係がうまくいっていないのに、そういうことを何もせず、なんとなく人生をやり過ごすということは、環境破壊以上の害を子どもたちの世代にばらまくようなものですからね。


わたしがこういうことを始めたのも、もしかしたら、触れあうことや、セクシャルコミュニケーション(セックスという言葉は多義の意味を含むので、あえて避けます)という、皮膚や身体感覚から相手に丁寧にアクセスすることで、


言葉でのやりとりでは限界がある、深い領域での結びつきや、おたがいのかけがえのなさを感じるような交流ができるのでないか、

そして、そこにはカップルがもっと親密になるような可能性が秘められているのではないかという、思いつきがあったからです。


性は暴力や支配やコントロールと結びつきやすいという、危うい性質もあります。

だから、よくよく注意しなくてはいけないんですが、


でも、じぶんたちの選び方、やり方次第で、そうではない、愛情や優しさや信頼、寛容さという性がもつ、ポジティブな可能性を味方につけることができると思っています。


そうすれば、ふたりの関係にいい影響をあたえ、子どもだって、仲のよい夫婦のもとで安心してじぶんの人生を歩む用意を整えていくことができる、ということが起こってくるように思います。


理想を堂々と語ることがわたしの役割なので、でも、そうは言ってもね、、、という言葉はかるく受け流したいと思います。


いろいろありまして、のんびりしたいので、インド料理はおやすみします。


写真はインドに住んでいる友達にいただいたハイビスカスティー。おいしいし、美人になりそう。






spice+arts やましたのぶこ

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