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執筆者の写真spicearts

安定からつづくタイダへの道

更新日:2021年11月11日

spice+artsをはじめてから10年。きょうから11年目がはじまります。


アジアの旅で出会ったスパイスの記憶をなぞりながら、

こどもと一緒にたべることができるノンオイルカレーにしたいと、

辛くないカレー粉づくりからスタートし、

そのカレーをイベントやデリバーで作ったり、

カレー粉も瓶につめて販売しました。


そんなことをしていたら、スパイス料理のワークショプをやらせてもらえるようになり、

そんなことをしていたら、スパイスのかみさまがインドに連れて行ってくれて、住むようになり、

スパイス三昧の日々を送ることができました。


カレーの手食べで右手が黄色くなり、イエスがアチャになったころ、


もう、じゅうぶんでしょう。

そろそろ帰ってきなさいと日本に呼びもどされ、リスタート。


そこから何が起こってくるのかと様子をうかがっていたら、


ヒトを色濃くヒトと在らしめる、

美しくも難解なアート、

性愛がぽこっと浮きでてきたので、

すくって、スパイスにプラスすることとなり、

spice+artsのいまにいたってます。


まだまだ熟成途上のアーツ部門ですが、

次の10年はここをもっと濃厚にして、

エネルギーをドクドクと注いでいきたいと思っています。


いつもありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします。


インドから日本に戻って来るときに、途中タイで1ヶ月ほど滞在した。


タイではちょっとした移動に、バイクタクシーを利用する。


スピードをだすバイクのうしろ席に乗るのが「不安定でコワイヨー」というと、

むすめに「不安定だからオモシロイんじゃん」と笑いとばされた。


不安定だからオモシロイ。いいフレーズじゃないの。


結婚して、家族になることで、安定という日常がもたらされる。

この安定は、意識を向けていないとアッという間に、


しってるつもり、わかってるつもり、やってるつもり、言ってるつもり、聞いてるつもり、アイしているつもり!の、

つもりつもっただけで

表現も想像力も働かすことのない、


タイダの道へと

変化していく可能性をたっぷりと秘めている。


タイダにおおわれた関係性の内では、

相手をセクシャルな存在として見ることなんて、できにくくなる。


そうして、はっきりとわかりやすい、

家族としてのあの人、おとうさん、おかあさんとしてのあの人、

というところのみが色濃くなり、


もっと繊細で不安定で、ゆらいだ存在としての、

セクシャルな愛するあの人というところは、置いてけぼりになりやすい。


だから、「おとうさん、おかあさん」「パパ、ママ」と呼びあっている方たちは、

あえて性愛のイバラの道をえらんで、進んでいるように思えてしまいます。


わたしが夫から「ママ~」なんて言われたら、、、、新手のプレイかと勘違いしてしまいますよ。


どういう意図でそのように言い始めたのかわかりませんが、


性的な関係はもたないって決めるんだったらいいけれど、

そういうわけでもないのに、


「おとうさん、おかあさん」「パパ、ママ」と呼びあって、

異性として意識し続けるなんて、ハードなゲームだなあ。


できるだけ長く、セクシャルな関係を含めたパートナーシップを築いていきたいとお考えならば、


ことばのチカラを、まったくあまくみないほうが、イイんじゃないかなとおもいますね。


spice+artsのオーガニックカレー粉は「まったくあまくち」ですけどね。むりやりですね。


1パック40g/1000yen、10パック以上送料無料です。

ご注文はメールにてお待ちしております!






spice+arts やましたのぶこ

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