spice+artsをはじめてから10年。きょうから11年目がはじまります。
アジアの旅で出会ったスパイスの記憶をなぞりながら、
こどもと一緒にたべることができるノンオイルカレーにしたいと、
辛くないカレー粉づくりからスタートし、
そのカレーをイベントやデリバーで作ったり、
カレー粉も瓶につめて販売しました。
そんなことをしていたら、スパイス料理のワークショプをやらせてもらえるようになり、
そんなことをしていたら、スパイスのかみさまがインドに連れて行ってくれて、住むようになり、
スパイス三昧の日々を送ることができました。
カレーの手食べで右手が黄色くなり、イエスがアチャになったころ、
もう、じゅうぶんでしょう。
そろそろ帰ってきなさいと日本に呼びもどされ、リスタート。
そこから何が起こってくるのかと様子をうかがっていたら、
ヒトを色濃くヒトと在らしめる、
美しくも難解なアート、
性愛がぽこっと浮きでてきたので、
すくって、スパイスにプラスすることとなり、
spice+artsのいまにいたってます。
まだまだ熟成途上のアーツ部門ですが、
次の10年はここをもっと濃厚にして、
エネルギーをドクドクと注いでいきたいと思っています。
いつもありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします。
インドから日本に戻って来るときに、途中タイで1ヶ月ほど滞在した。
タイではちょっとした移動に、バイクタクシーを利用する。
スピードをだすバイクのうしろ席に乗るのが「不安定でコワイヨー」というと、
むすめに「不安定だからオモシロイんじゃん」と笑いとばされた。
不安定だからオモシロイ。いいフレーズじゃないの。
結婚して、家族になることで、安定という日常がもたらされる。
この安定は、意識を向けていないとアッという間に、
しってるつもり、わかってるつもり、やってるつもり、言ってるつもり、聞いてるつもり、アイしているつもり!の、
つもりつもっただけで
表現も想像力も働かすことのない、
タイダの道へと
変化していく可能性をたっぷりと秘めている。
タイダにおおわれた関係性の内では、
相手をセクシャルな存在として見ることなんて、できにくくなる。
そうして、はっきりとわかりやすい、
家族としてのあの人、おとうさん、おかあさんとしてのあの人、
というところのみが色濃くなり、
もっと繊細で不安定で、ゆらいだ存在としての、
セクシャルな愛するあの人というところは、置いてけぼりになりやすい。
だから、「おとうさん、おかあさん」「パパ、ママ」と呼びあっている方たちは、
あえて性愛のイバラの道をえらんで、進んでいるように思えてしまいます。
わたしが夫から「ママ~」なんて言われたら、、、、新手のプレイかと勘違いしてしまいますよ。
どういう意図でそのように言い始めたのかわかりませんが、
性的な関係はもたないって決めるんだったらいいけれど、
そういうわけでもないのに、
「おとうさん、おかあさん」「パパ、ママ」と呼びあって、
異性として意識し続けるなんて、ハードなゲームだなあ。
できるだけ長く、セクシャルな関係を含めたパートナーシップを築いていきたいとお考えならば、
ことばのチカラを、まったくあまくみないほうが、イイんじゃないかなとおもいますね。
spice+artsのオーガニックカレー粉は「まったくあまくち」ですけどね。むりやりですね。
1パック40g/1000yen、10パック以上送料無料です。
ご注文はメールにてお待ちしております!
spice+arts やましたのぶこ
留言