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セクシャルな感覚は育つ

社会の小窓からながめていると、歳をとることと、セックスとの相性はあまりよろしくないように見受けられます。


たしかに、30代前半くらいまでの若い女性たちが性の対象として男性から望まれるのはわかります。


妊よう力が高い若いエネルギーに惹かれるのは、生き物ならあたりまえのこと。


同性のわたしから見ても、この若く美しき女性にほほえみかけられたら、そりゃ、クラクラしちゃうでしょうし、フラフラしちゃいますよね、と思います。


だから30代で早くも性からイチ抜けたみたいな女性に会うと、いやいや、なにをおっしゃいますか、今じゃなくていいじゃないですか、ここを満喫してからでもいいんじゃないですかと、思わず声がでそうになります。

うっかりもれでちゃうときもあります。



ただですね、自分の内面の性的な感覚ということに限っていうと、歳を重ね、回数を重ねるほど、快楽の享受量はあがっていくように思います。


そうそう!という、年上の女性たちからの同意の声、けっこういただいてます。


男性がじぶんの気持ちよさのみを優先することなく、おたがいに気持ちよくなれるような性愛を心がけてきたようなカップルならば、ふたりの性の感覚が共に育つということがおこってきます。


また、女性は皮膚からの接触による刺激を、性的な感覚に変換させるという回路が発動しやすくなりますし、


胸や性器などのわかりやすい箇所だけではない、カラダの広範囲の部分を性感へと転換させることができるようにもなります。


感覚がだしにくいといわれている膣内も、意識的に感じとり気持ちよさへと変換させるようなことを重ねていけば、パートナーを内包したまま、ほぼいっしょにゴールということもできやすくなりますし、


じぶんのリズムや相手のペースもわかるようになるので、オーガズムへの道も迷子になりにくい。


そして何より、メンタルもずうずう、、、タフになり、ちゃんと気持ちよくなりますという意向がつよくなりますので、ことばやことば以外の方法での、はずさないポイントへの誘導もじょうずになってきますし、よけいなことを気にせず、じぶんの感覚にフォーカスする能力も増してきます。


歳をとるほどに、育てようによっては、気持ちよさを感じる能力は高まります。


あまり言われないことですので、なるべくいい面を、ことさら強調してみました。


ただですね、ここからが少々やっかいなのですが、感覚がよくなればそんなきもちになるかというと、ことはそんなカンタンではありません。


精神面、ふたりの関係性、健康面、など、いろいろな要素がからみあってきます。


たとえば、じぶんがじぶんを厳しい目で見てしまうことによって性的なことから遠のくというケース、かなり多いように感じています。


おばさんがセクシャルな気持ちになったり、それを体現することを気持ちワルイと、じぶんで感じてしまったり、


太ってるからダメ、シミシワがあるからダメ、性的な魅力がなくなったからダメ、見苦しいからダメと、


じぶんに手きびしい、ダメダメワールドにがんじがらめに縛られて、動けなくなってしまうこともあります。


ふたりの日常のコミュニケーションのありかたも直接影響をあたえます。


生活を共にするカップルのセックスは、その時間内で完結するほど単純ではありません。


日常生活のなかで横柄な態度をとられていたり、おばさん呼ばわりされたり、異性としてみなされていなかったら、そんな気になんかなるわけないです。

その場合は、ほかのていねいに扱ってくれる人になびいちゃうということは、よくあることです。


不安や心配ごとでアタマがいっぱいでそんな気持ちにはなれないということもあります。


親のことや、ティーンの子どものことなど、歳を重ねるほどに若い時とは別口のさまざなことが日常に起きてきます。


こどもの思春期と親の中年期の爆風がミックスして家庭内に吹き荒れるということもありえます。


あとはもちろん更年期によるホルモンの影響や健康不安もでてきがちですしね。


でもね、

いくつになっても、じぶんの内にいきづくセクシャルな土地に好みの花を育てて、愛でるような気持ちでいることを大切にし、パートナーと性愛をふくめたよい関係を築いていけたとしたら、


歳をかさねるほどに、性的な感覚を育てていくことは可能だと思っています。


写真はマスタードシードプチプチのパンプキンマサラ。


たっぷり油にクミンシード、マスタードシード、チリ、カシアスティック、ガーリックとジンジャーのみじん切り、玉ねぎスライスをよく炒め、水煮トマトとコリアンダーパウダー、ターメリックと塩、「まったくあまくち」、ガラムマサラを加え、下茹でしたかぼちゃを加えて煮込む。


みじん切りしたパクチーをたっぷり加えてできあがり。まったくあまくちはなくてもいいけれど、あると速攻インドに近づくのでおすすめです。


spice+arts やましたのぶこ


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