中央線のある駅のホームで電車を待っていたら、身なりのよい60歳くらいの女性が、隣にいる夫とおぼしき男性に「ホントッ、このヤクタタズッ!!」と声を抑えながら、吐き捨てるようにおっしゃってました。
そりゃもうひたすらに興味本位のみで、聞き耳を立てていると、銀行での振り込み額をヤクタタズ氏(ごめん!)が間違えてしまったということ。
このヤクタタズ氏(しつこい!)は、言われつづけているその間、ずっとスマホから目を離さず、単純なゲームの動きの手を止めませんでした。横顔がクールだぜ。
このふたりにも、心が通っていた時期があったのでしょうか、なかったのでしょうか。
ただ結婚をしているだけでは、お互いをパートナーとはいわないし、パートナーシップもなんとなく自然に発生するものではないと思っています。
カップル間で使うパートナーという言葉に、ルビをふるならば、わたしなら、
人生を共によく生きるという意識でつながっている人と、
キッツキツに文字を詰めて書くかな。
そういうふたりの関係性のことをパートナーシップというのなら、
このパートナーシップという、日々変わりゆく、あやうくも愛おしいナマモノに目を向け、
育てていくためには、なにをどうすればいいのだろう。
このナマモノにどのように成長していって欲しいのか。
どうしたらイキイキと育つのか。
日々の栄養はなんだろうか。
何が好物で、何を求めているのだろうか。
パートナーシップを築くということは、ふんわりフワフワ、ウレシ、タノシイ、だけではありません。よね?
近いからこそ、相手との関わり合いの中で、じぶんの弱さや、傷つきやすい部分や、無意識の底に隠れていたこだわりや、思い込みのようなものが、表層にヌルっと浮きでてくることもあります。
ほんとうは見たくない、じぶんのヌルッに目を向けて、受けとめて、優しく包みこむためには、じぶん自身との関係をうまくむすぶことも、大切になってきます。
なかなかやりがいのあるワークですよ。
それに、一緒に暮らしていたら、思いもかけない方向から、チャレンジングな課題がやってきたりします。
そのときに、よっ!まってました!とはなかなか言えませんが、でも、ふたりの課題として、ふたりが納得のいく解を求めて、一緒に取り組める関係性である、ということが大事だと思っています。
むずかしいとフタをせず、めんどうくさがらずにやっていこうという人が、ナマモノの、よき養育者になれるんじゃないかな。
最近読んだ、大塚隆史著 「二人で生きる技術 幸せになるためのパートナーシップ」。
新宿でバーを営む著者が、同性パートナーと長く幸せで親密な関係を築いていくための「技術」を、暮らしの中で研鑽していく様子と、その提案が書かれています。
男女関係を均一化したハウツー本よりも、ずっとずっと実際的でヤクダチマスのでおすすめです。
写真はときどき娘からリクエストがあるインディアンオムレット。
卵にみじん切りの青チリ、玉ねぎ、トマト、シャンツアイ、ガラムマサラ、塩、チリパウダーを混ぜ込んで薄めに焼く。パンに挟んで食べるのもいい。日曜の遅い朝食に似合います。
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親密なパートナーシップを築きたい方のための、性とセクシャルコミュニケーションのお悩み、一緒に悩みますwith マスク
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※パートナーと性愛を含めた親密な関係を築きたいというお気持ちの方に限らせていただきます。
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