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執筆者の写真spicearts

ふたりの時間と空間を確保する

仕事や、子育て、家事、コミュニティの役割などなど、やることが多すぎて、結婚しているカップルが、ふたりだけの密な時間と空間をもつことは、なかなかむずかしいことと思います。


家族運営のための業務連絡以外の話しをゆっくりしたり、くっついたり、それ以上進んだりということが忙しすぎてできない。関東の冬なみの乾き具合です。


だって、今日中にやらなければいけないことが山ほどあるのに、そんな悠長なことは言ってられません!と、ふたりの時間は後回しで、やることリストの最後尾に回され、時間が万が一あまったら、そういう時間をもつと思っていても、大抵はあまりませんので、クタクタになりながら、スマホを見て、眠って1日が終わってしまう。ゼーゼー。なんて、身に覚えありませんか?


ふたりだけの時間は、子育てが終わって子どもが独立してから、もしくは定年退職後にいくらでももてるでしょなんて言う人がいるけれども、そうなる頃には、話すことも一緒にすることもなんにも見あたらないような、そんなふたりの関係ができあがってしまうということも悲しいかな、ありえます。


夫婦の関係性を、よいものにしたいのか、それともよくなくてもいいじゃ~ん!なのか、じぶんがどちらを選びたいかによって、相手に対する日々の些細な言葉や行動のやりとりの積み重ね方が変わってきますし、それにともなってふたりの関係という形の作られ方も変わってくると思っています。


関係への水やりを怠って、根がカラカラになってからでは、いくら水をあげても、光をあてても、再生することはむずかしくなってしまいます。


ふたりはちがう性としてちがう両親のもとに産まれ、ちがう環境で育ち、ちがう経験をして生きてきたのに、


まるでそんなことも忘れてしまったかのように、結婚して一緒に暮らして、おんなじものを食べていれば、おたがいのちがいは、自然にすり合って、なんとなくうまくいくものでしょうという大いなる誤解を抱いているかたがたが少なくないように思います。


ざんねんなことに、わたしたち地球人は、言わなくてもわかる、行動で示さなくてもわかるという星には生まれついてないようなんですよ。知ってました?


生活の忙しさに心奪われ、きつい言葉や態度をむきだしにしても、相手はわかってくれる、大丈夫などと、甘えた心がすくすく育っていくことになりかねません。


パートナー以外の友だちには気づかいや、思いやりを持って接するということが難しくなくできるというのにね。


関係に目を配り、心を配り、育てていくように気を配るなんて、めんどうくさーーーいという声も漏れ聞こえてきますが、関係がよろしくない場合は、相手とのコミュニケーションを図ることも、関係をよくしようと努力することも、特にめんどうくさいことと思います。

けれども、それを放置しているともっとめんどうくさいことが起きる可能性もあります。


そんなめんどうくさいことをするくらいなら、自分の視界から存在を消してしまうような、透明人間として相手を見るような、口も聞かず、存在を無視するという暴挙にでる人もいます。


カップルとしての関係が復活できなくなるのに、やってしまう、ダンマリや無視。

これなら自分の考えや感情を相手に伝わるように伝えるという労力も必要なくて、自分は傷つかないし、疲れないし、なんて思っている人がいますが、恐ろしいことにこれは少しずつ、でも確実に自分の心も相手の心も削いでいきますので、どうぞ簡単にそういうことをなさらないようお気をつけください。


月に何回か、週に何回か、ふたりの時間と空間をおたがいに意識してつくりだすようにする。


そして、それをあらかじめ、おたがいにスケジューリングして、その時だけは、仕事や生活のあれこれなどの邪魔が入らないようにして、ふたりでそれを守る。


もしかしたら、それは色っぽくもロマンティックでもないし、to doリストのように感じるかもしれませんが、それくらいおたがいにじぶんの時間を調整して、ふたりの時間がもてるようにするくらいが、この倍速倍動社会を生きる私たちにはマッチするような気がしています。

そうじゃないと、時間なんてあっという間に奪われてしまいますからね。


そしてその時間と空間を、ふたりの関係が深まるような、親密度数が増すようなことで、満たしたらいいなと思っています。


今日はいい夫婦の日ということですので、じぶんたちが望むいい夫婦関係ってどういうのだろう?ということをイメージしながら、愛を深める日をスケジューリングするということのご提案でした。



*今日の南インド料理

tomato chutney


自宅のカレーリーフの色が薄くなってきたのでチャトニーを作ってみた。玉ねぎがなかったので、長ネギの白いところで代用。この間松本で買った、インスタントドサミックスでドサも作る。これ、簡単。インドにあったのかな?知らなかったなー。

chutneyの器は、インド業務用皿の定番、samrat。なつかしすぎてこれも松本で購入。


spice+arts やましたのぶこ


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