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執筆者の写真spicearts

ふたりでつくる性愛

男性でも女性でもセックスに自信があります。なんていう人どのくらいいるんでしょうか。


もし自信があるとしたら、どういう自信なんでしょう。


誘ったら絶対にOKがもらえるということ?

それとも、スーパーテクニカルなこと?

それとも、確実にピークに導くことができるということ?

それとも、見た目や肌質、局所の機能、器質が良好ということ?


どうなんでしょう?


自信満々が溢れて、おのれのウェイをひたすら信じ、目の前にいる相手の反応を見ることも、感じることも、言葉をひきだすこともしようとしないのは、なんだかとても厄介だし、


逆に自信がなさすぎて、行程をなる早で通過して、自分のゴール達成のための行為となってしまっているとしたら、これもまた、私ってなんのためにここにいるのかしらと、冷ややかな思いが積み重なってしまいます。



いくら自信があったり、経験が豊富だとしても、今となりにいるその人は、以前経験した誰かではなく、同じ性別というだけで(違うということもあるかもしれません)、感覚も、触れかたの好みやリズム、ポイントも、それぞれにちがいがあります。



だから今そばにいるパートナーをよくみて、感じて、微細なやりとりを心がけるということが必要です。


つきあいが長い場合でも、とくに女性は生理のリズム、妊娠、出産、子育て中、更年期や閉経にともなって、性の感受性の場所、量、質ともに変化していくので、ずっと同じということはなく、そのときどきにあわせていくということが大切です。

それは、ふたりの性愛をマニュアル化しないということです。



もし自信がないです。というのならば、それは正直な多数派です。


自信がないからこそ、たくさんの人を喜ばせなくてもいいから、特別なパートナーとどうすればきもちよくなれるかということを、めんどうくさいと、投げださずにふたりで知恵をだしあうことを大事にしてください。



来年2023年になろうとする今でも、

男性はヤル側、女性はヤラレる側、男性は抱く側、女性は抱かれる側、

という、単純な直線矢印みたいに考えている方がまだまだいるんだなと、セッションやwsを通じても痛感します。



ふたりの性愛はふたりでつくっていくようなものだよね。という視点を一緒にもてるような、コミュニケーションがちゃんととれているカップルは、少ないように思うんです。



男性は秘境探検家のような意気込みで、前世代的なオーラをまとって、オレに任せろと、おもーい荷物を背負って任務遂行なんてしなくてもいいから、


相手への愛を行為で表現したいという気持ちがあるのならば、


君を気持ちよくしたいから、どこをどうやって触ったらいいか教えてほしいと率直に聞いたほうがいいですし、相手が何をされたくないか(こっちのほうが大事かも。)も、きちんと聞きだしたほうがいい。



女性も、言わなくても私の気持ちいい場所を探りあててほしいなんて、いつになるかわからない夢を追い続けるんじゃなくて、こうしてほしい、ああしてほしいと欲ばりに、でも愛情をもって優しく伝えることができたらいいのになと思っています。


女性の秘境の構造は男性に比べたら複雑ですし、奥まっているので、電気を消した暗いなかで手探りだけで微細なポイントを探り当てるなんて、ほんとうは職人技ですよね。


ギンギンに日のあたる場所でしっかりと!とは言いませんが、男性が要領を得ないようであれば、ある程度明るいところで指さし確認をして伝えてあげた方が親切です。


いやーんなんて言わずに、それもまた、たのしい戯れにしたらいいんじゃないでしょうか。



ただ、その場合、女性が自分の性をちゃんと理解して、自分の性を語るコトバをちゃんと持っているかどうかというのは大切なところです。


じぶんのきもちよさの在処を知らなければ、相手に伝えることもできませんからね。



最低限、じぶんで、じぶんをきもちよくさせる方法を知っておくことは、ひとと密接に触れ合う上での作法のひとつのように思います。


少し考えてみてほしいのは、あなたとパートナーはちがう人間で、しかもちがう性別で、身体の作りも、きもちよさの感じ方も、到達の速さも仕方もちがいます。


もちろん相手によって、じぶんが知らないきもちよさを見つけだしてもらうというお楽しみはあるとは思うけれども、それでも外してほしくない場所というのは、きちんと相手に伝えたほうがいいですし、そうすれば相手も余計なプレッシャーがすくなく、リラックスして性愛に没入できるかもしれません。


食べ物や部屋のインテリアのことなら、好きや嫌いやタイプやそうじゃないなどと話すのに、セックスだけは、どうぞお察しくださいなんてひどい話じゃないですか。


イジワルをしないで、やさしく教えてあげることで、ふたりの性愛が息を吹き返すなんてことがおこるかもしれませんよ。


今年のブログはこれでおしまいです。ありがとうございます!


年末年始、そばにいる大切な人とこころあたたまる、親密な時間をお過ごしください。


2023年セッションやワークショップでお会いできることを楽しみにしてます。







オーガニックカレー粉「まったくあまくち」もよろしくでございます!




spice+arts やましたのぶこ




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