top of page
執筆者の写真spicearts

更年期、閉経の性

更新日:2021年11月10日

閉経、閉じる月経。そうですね。


たまに若い方に真顔で「生理が終わると女性じゃなくなるんですか?」と聞かれることがあります。

ん?じゃあ、何になるの?なんか生えてくるの?って可笑しくなって逆にお尋ねします。


閉じる女じゃないしね。ホルモンだけで、オンナを稼働させているわけではないですからね。


あと、「閉経後も性的なことはするんですか?」もそう。結構ある、ふふっと笑ってしまう質問。


閉じる性でもないですよね。


性は閉じようと思っても閉じられないし、店じまい閉店セールと思っても、何かの拍子でお客さんが来たら、やっぱりオープンしますということがおこるのが、すばらしきこの世界。


ぬれにくいとか、はいりにくいということはおこりやすくなるだろうけれど、

文明の潤滑剤があるし、質の高そうなオーガニックものも販売されています。


更年期も閉経も、たしかに、目に見えない抗いがたいホルモンのチカラに惑わされるみたいなイメージがつよすぎて、いずれ迎える日々への不安があるのもよくわかります。


ただ、大変な人もそうじゃない人もいて、大変な方への理解や寄り添いの気持ちは大切だけれど、とはいえ、やみくもにおそれるよりは、正しい知識をもつことの方がずっと大事だと思います。


じつは、わたしも、途中までまったくの無知で(反省してます)閉経してから更年期が始まると思っていたので、更年期を意識せずに前半戦をすっとばしたような感があります。


あと、パートナーがいる若い方たちの不安は、女性としてみられなくなるのではないか、性的な対象として、欲情されなくなるのではないかということらしいのですが、


先のことを心配するよりは、いまから、触れ合うことや、性的なコミュニケーションに、ご自身がどのくらい価値を置いているのかということを明らかにして、パートナーとのつながりをつくっていくことや、心身の変化をオープンに伝え合える関係性を育てていくことの方がずっと大切だと思います。


それまでの関係性からの地続きですから、よい関係性の間柄で、閉経した君とはできませんという人、いるとは思えないな。


それに、男性にももれなくホルモンの波はやってきて、わかりやすい形で性を直撃する可能性がありますから、おたがいさまのやさしい気持ちで、思いやりたいものです。


更年期ムードに過度に飲みこまれないようにはしたいけれど、太りやすいや、シミ、シワや、PTA役員ムリ(笑)や、やっかいなことや、やる気がおきないなどは、更年期のせいにして、ラクすればいいという、あつかましい態度で臨むのが、わたしの更年期の渡り方です。


閉経マラソンのゴールに向けて、いまから考えていることは、初潮の赤飯くらいの地味さではなく、


インドから、ビリヤニマスターを呼んで、マトンを一頭解体するところからやるような、どこで?

豪華な直火ビリヤニを大鍋で作ってもらって、お祝いするくらいのことはやりたいな。


生理が終わって、一年たたないと閉経確定とはならないという、タイムラグがあるので、臨場感には欠けそうですが、


それでも、長年つきあってきた生理という伴走者にごくろうさま、ありがとう、という感謝の気持ちで、盛大にねぎらいたいと思っています。


そうして、避妊フリーという、悦楽の地に足を踏み入れたことを、ことほぎたいという思いで胸がいっぱいです。閉経セレモニースピーチ予行練習。涙。


このあからさまさに共感してくださる方がいましたら、祝閉経ビリヤニの会にお招きしますので、その節はご連絡ください。


写真はビリヤニではなく、南インドのじゃがいもの炒め物。aloo fry。冬に全部散ったカレーリーフの葉がまた繁りだしたので、うれしくなって作った。


ポテト、クミン、マスタードシード、チリ、ニンニク、コリアンダーパウダー、ターメリック、ガラムマサラ、油、塩、レモン汁少々、シャンツァイ





spice+arts やましたのぶこ

閲覧数:4回0件のコメント

最新記事

すべて表示

留言


記事: Blog2_Post
bottom of page